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Works of Sviatoslav Krutykov


《涙のバガテル〜天使のピアノ〜》
シルヴェストロフ・ピアノ作品集 のブクレットで使用した、
ウクライナの作曲家&画家 スビャトスラフ・クルチコフさん
(1944〜) の作品の素晴らしさに心を打たれます。
ご本人の許可を得て、オリジナル作品画像をご紹介(公開)致します。
シルヴェストロフ、クルチコフ(の音楽とアート)、ウクライナ現代芸術の素晴らしさが、
一人でも多くの日本の皆さんへ届きますように!
Herewith I introduce you "original artworks" by Sviatoslav Krutykov
who is Ukrainian composer and artist, with permission of Mr.Krutykov.
I am always deeply impressed with very beautiful and static,
but convincing works of dear my friend Sviatoslav Krutykov.
I wish that you will enjoy Krutykov's "immense" Art.
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Sviatoslav Krutykov Website: http://www.krutykov.com/1001.html
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天使が、そっと私に、鈴を鳴らしたからだ。
ある日、シルヴェストロフの《3つの小品》の楽譜に、ごくごく小さな文字で…
作曲家が献呈した人物の名前が書かれていることを、偶然思い出したのだ。
シルヴェストロフの作品と生涯を調べても詳しい情報が見つからず、途方にくれていた時期のこと。
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楽譜には各曲にひとりずつロシア語で名前が書かれていた。
根気よく調べていくと、《3つの小品》に登場する3人は、
シルヴェストロフがキエフ音楽院で共に学び、
60年代パリやベルリンで一緒に演奏活動した、
“ロシア・アヴァンギャルド”の勇士だとわかった。
そのひとりがクルチコフだ。
シルヴェストロフは「メロディ」(track 4)をクルチコフに献呈している。
偉大なウクライナの演奏家&作曲家の祖父母&両親をもつという、
このグルジア系ウクライナ人作曲家に、私は祈るような思いでメールを書いた。
翌日、クルチコフから丁寧な返信が届いた。
…なんと、クルチコフとシルヴェストロフは、無二の親友!

photo: Sviatoslav Krutykov
こうして日本とウクライナに小さな交流が始まった。
お互いの音楽や日本の文化を熱く語り合った。
往復書簡は、心を照らす灯(ともしび)のように思えた。
そしてスヴャート(クルチコフの愛称)は、
自分のお気に入りのアート作品を、
私にプレゼントしてくれたのである!
あの日クルチコフのホームページに漂着出来たのも、“天使”のおかげに違いない。
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CDlabel




CDinlay


“第2のアルヴォ・ぺルト”の異名をもつシルヴェストロフは、
いまやヨーロッパでは「知る人ぞ知る」偉大な作曲家です。
日本で彼の作品が、演奏というかたちでまとめて紹介されるということは今までありませんでした。
政情的な事情でキエフ音楽院を卒業するのを断念したクルチコフは、
ウクライナ、モスクワを中心に映画やドキュメンタリーの世界で活躍し、
華やかな受賞歴をお持ちのマルチアーティストなのに、
素晴らしい彼の作品を知る術すら、私たちに無いなんて!
私のCD《涙のバガテル〜天使のピアノ〜》がウクライナの小さな架け橋になりますように!
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CDback


Sviatoslav Krutykov Website:
Website : http://www.krutykov.com/1001.html
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