Minako Tsukatani, Kenbanist




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artwork: Sayuri Kato


◇ディスコグラフィー



オムニバス Omnibus Albums



◆J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(トイピアノ)

トイピアノたちの組合せはまるでオルガン・レジストレーション!
たかがトイピアノ、されどトイピアノ、だからトイピアノ。
デジタルトイの登場で消えつつある美しきトイピアノの世界!



◇J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(トイピアノ)
 J.S.Bach: Goldberg Variations BWV 988 / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1812 2019年8月10日発売 オープン価格

ゴルトベルク変奏曲が弾けるぞ!と思った。
トイピアノを本番で演奏するようになって早や10年。 舞台上だってトイピアノはパイプオルガンやグランドピアノの陰に決して埋もれない。 表現豊かな楽器なのだから。
トイピアノ探求の旅のはじまりはじまり! 音域が狭いトイピアノは「1台で片手パート」が基本になるので、2台めを調達。 3台、4台、5台…と増やしていくと、 同じメーカーのトイピアノにも個体差や楽器の特性や相性があることに気づかされる。
オルガニスト的思考法。 フレージングを尊重しつつパッセージを読み替えて、J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲を演奏する。 高音域だけで作られたトイピアノなのに、 却ってバッハのフレージングが絶妙に明快に聴こえてくるのだから不思議。
たかがトイピアノ?いえいえ、されどトイピアノ!(塚谷水無子/ライナーより)

3日間の録音は連日深夜にまで及んだ。 平和をテーマにしたケーテ・コルヴィッツらの作品を展示するフィリア美術館の外に出ると、 凛とした真冬の冷気に包まれた。そして降り注ぐような満点の星空が見送ってくれた。
妥協せず、こつこつと、熱意を持って。大人の全力の“遊び”によって生み出された 「ゴルトベルク変奏曲」は、可愛くて、ちょっぴり邪悪で、やんちゃで、脆弱で、歪で、 すこし悲しげではなかろうか。 トイピアノたちの大合唱が、この録音を通じて皆さんの前に飛び出すとき、 はたしてどんな異化作用が働くのだろうか。お楽しみいただければ幸いである。 (飯田有抄/ライナーより)

01. アリア
02-31. 第1〜第30変奏曲
32. アリア・ダ・カーポ
33. デジタル・アリア・ノン・ダ・カーポ

演奏:塚谷水無子(トイピアノ)
楽器:KAWAI製トイピアノほか
録音:2018年12月15〜17日
場所:フィリア美術館(山梨県・小淵沢)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:生形三郎(Pooh's Hoop)
解説:飯田有抄、塚谷水無子、生形三郎
アートワーク:中野奈津美(hana.com)

◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1812/




◆J.S.バッハ:オルゲルビュッヒライン / 塚谷水無子(オルガン)

バッハの「攻め」のレジストレーションとはどんなものだったのか?
オランダ、聖バフォ教会のミュラー・オルガンを駆使して体現。
小品どころではない壮大華麗なオルガンコラールの世界が広がる。




◇J.S.バッハ:オルゲルビュッヒライン / 塚谷水無子(オルガン)
 J.S.Bach: Orgelbüchlein BWV 599-644 / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1810 2019年2月20日発売 オープン価格

20年以上も前、藝大図書館で初めて聴いた《オルゲルビュッヒライン》の録音はスローで重々しく、ちょっとバッハらしくない音楽のようで腑に落ちなかった。ブラームス的な渋みが持ち味?いや、そうではない。何かがちがう。未発掘の古い音楽を紐解くようにこの曲集に対峙すべきだと思っていた。(塚谷水無子/ライナーより)

「オルゲルビュッヒライン」、この曲集ほど高名な音楽学者たちが挙って激賞する割に、リスナーからはそれに見合う評価を得てきたとは正直思いにくい。そして、塚谷が「オルゲルビュッヒライン」に挑む以上、周到な考証から大胆に帰納される「目から鱗」の解法を期待できないはずがない。その期待は叶った。そして、なぜ今までこの曲集がリスナーに高く評価されてこなかったのか、彼女の演奏を通じてその謎がほぼ解けたのである。今回、塚谷盤の何に驚いたかと言えば、延々と述べてきたこの曲集に対する我が不定愁訴を作り出してきた疑問――特にレジストレーションとテンポ――を、彼女がクリアに解決して見せてくれたことだ。(佐々木裕二/ライナーより)

01. いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 599
02. 神よ、汝の慈しみによりて BWV 600
03. 主キリスト、神の独り子 BWV 601
04. 全能の神に讃美あれ BWV 602
05. 嬰児(みどりご)ベツレヘムに生まれたまえり BWV 603
06. イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ BWV 604
07. かくも喜びに満てるこの日 BWV 605
08. 高き御空よりわれは来り BWV 606
09. 御空より御使いの軍勢来れり BWV 607
10. 甘き喜びのうちに BWV 608
11. イエス・キリストの徒よ、こぞりて神を讃えまつれ BWV 609
12. イエスよ、わが喜び BWV 610
13. キリストをわれらさやけく頌め讃うべし BWV 611
14. われらキリストの徒 BWV 612 (1:27)
15. われとともに神の慈しみを讃えよ BWV 613
16. 古き年は過ぎ去りぬ BWV 614 (2:11)
17. 汝にこそ喜びあり BWV 615 (3:02)
18. 平安と喜びもてわれは逝く BWV 616
19. 主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ BWV 617
20. おお、罪なき神の小羊よ BWV 618
21. キリストよ、汝神の小羊 BWV 619
22. われらに幸いを与えたもうキリストは BWV 620
23. イエス十字架につけられたまいし時 BWV 621
24. おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ BWV 622
25. 主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す BWV 623
26. 神よ、われを助けて遂げさせたまえ BWV 624
27. キリストは死の縄目につながれたり BWV 625
28. われらの救い主なるイエス・キリスト BWV 626
29. キリストは甦りたまえり BWV 627
30. 聖なるキリストはよみがえりたまえり BWV 628
31. 栄光の日はあらわれぬ BWV 629
32. 今日、神の子は勝利をおさめ BWV 630
33. 来ませ、創り主にして聖霊なる神よ BWV 631
34. 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV 632
35. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて BWV 633
36. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて BWV 634
37. これぞ聖なる十戒 BWV 635
38. 天にましますわれらの父よ BWV 636
39. アダムの堕落によりすべては朽ちぬ BWV 637
40. われらに救いの来たれるは BWV 638
41. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV 639
42. 主よ、われ汝に望みをいだけり BWV 640
43. われら悩みの極みにありて BWV 641
44. 尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV 642
45. 人はみな死すべきさだめ BWV 643
46. ああ、いかにはかなく、いかにむなしき BWV 644
47. いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 599

演奏:塚谷水無子(オルガン)
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2018年10月3〜5日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
解説:佐々木裕二、塚谷水無子
フォトグラファー:大谷臣史(Amsterdam, NL)
アートワーク:加藤小百合(Pooh's Hoop)

◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1810/




◆J.S.バッハ/F.ブゾーニ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(ピアノ)

ブゾーニはバッハの作品にいったいどんな魔法をかけたのだろう?
チェンバロからフォルテピアノ、現代ピアノへ、バロックから新古典派へ。
ブゾーニ編曲を通してバッハ原典の謎を解き明かす!




◇J.S.バッハ/F.ブゾーニ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(ピアノ)
 J.S.Bach/F.Busoni: Goldberg Variations BWV.988 / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1712 2018年6月30日発売 オープン価格

本録音を終え、自分の演奏ノートを眺めながら脳裏に残る音響を反芻している。 バッハの原典版《ゴルトベルク変奏曲》をピアノで弾く意義とは何なのか? 紋切り型なノンレガートで弾くことに意義はない。 ブゾーニやラインベルガー/レーガーたちの叡智を知りピアニズムを掘り下げることで バッハの飛躍的な開眼へと通ずるだろう。 その上でバッハの音符と演奏習慣を今一度ふりかえる。 バッハの音楽言語をピアノで忠実に再現するとき、 未知の究極の「54鍵のピアニズム」に出会えるにちがいない、と。

塚谷水無子

01-32. ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 (アリアと30の変奏曲)
33. 《主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる》BWV.639
34. 《来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.659

演奏:塚谷水無子(ピアノ)
楽器:ベーゼンドルファー 225(2009年製作)
録音:2017年12月26〜29日
場所:チャボヒバホール(立川)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:生形三郎(Pooh's Hoop)
ピアノチューナー:津田克己(ベーゼンドルファー・ジャパン)
解説:塚谷水無子、生形三郎
アートワーク:加藤小百合(Pooh's Hoop)

◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1712/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆月刊Stereo(2018年8月号)「今月の特選盤」
"編曲者ブゾーニに対する鋭い洞察と深いリスペクトに満ちた演奏を繰り広げる"
塚谷がこの曲のCDを出すのは、これで3度目だ。 2012年には巨大オルガンで弾いた黒盤を、翌2013年には小型オルガンで弾いた白盤をリリース。 そんな塚谷が今回はピアノ版にチャレンジ。 もちろん「ただ弾いてみました」というような安易な姿勢であるわけはなく、 編曲者ブゾーニに対する鋭い洞察と深いリスペクトに満ちた演奏であることは言うまでもない。 当CDは、生形三郎氏があえてワンポイントステレオ録音を敢行しているので、 そのあたりも大いに注目していただきたい(2人が書く解説だけでも2,000円以上の価値がある!)。 (村井 裕弥)

◆ぶらあぼ(2018年8月号)New Release Selection
東京藝大楽理科卒業後オランダで学び、 オルガンなどの鍵盤楽器奏者として活動する塚谷水無子。 17、18世紀鍵盤音楽を専門とする彼女による、ブゾーニ編「ゴルトベルク変奏曲」の録音。 ブゾーニが新しい息吹を与えたゴルトベルクを弾くことで、 普遍的なバッハ演奏について考えるという興味深い試み。 楽器はブゾーニと縁のあるベーゼンドルファー社のピアノ。 現代ピアノならではの柔らかい響き、滑らかな音のつながり、 低音の力強さを生かした編曲の美点を際立たせて奏でる。 オルガン風の響きを持つクオドリベット、 大胆にも低音で奏されるアリアのメロディが新鮮な魅力を教えてくれる。 (高坂 はる香)

◆月刊ピアノ(2018年8月号)リリース情報
ピアノという楽器を知り尽くしたブゾーニ編曲によるバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を、 ベーゼンドルファーのピアノで演奏。 澄んだ透明感のある音色で始まるテーマ「アリア」は、 ゆっくりとしたテンポで静謐(せいひつ)さが漂う。 シンプルでバロック的な響きとはまた異なる、より色彩豊かで陰影のある、 ピアニスティックな響きのバッハを味わえる。 (河本 美和子)

◆CDジャーナル(2018年8・9月号)
「ゴルトベルク変奏曲」はこれまでに多くの鍵盤楽器奏者が取り上げ、 素晴らしい演奏、新しい解釈を聴かせてくれた作品であるが、 そうしたなかにあっても、塚谷の演奏は特別なものといえるのではないか。 ブゾーニ編曲によるこの作品を8オクターブのベーゼンドルファーで奏することで、 オルガニストでもある塚谷ならではの荘厳な響きに満ちた世界が展開する。 繊細さと迫力、多彩に変化していく音色といったコントラストが自在にコントロールされ、 この大曲をピアノで弾くことの意義と喜びが伝わってくる。 (長井 進之介)

◆ショパン(2018年9月号)道下京子のCD PICK UP!
塚谷水無子は東京藝大楽理科卒業後、アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を修了し、 ピアノとチェンバロとパイプオルガンを演奏している。 限定されないレパートリーと深い考察、そして幅広い実践的経験を経た音楽活動を展開。 以前に《ゴルトベルク変奏曲》をポジティヴオルガンで録音した彼女が、 今回はモダン・ピアノでブゾーニ編曲によるこの作品に挑んだ。 声部ごとの音の綾を明確に浮かび上がらせ、堅実に音楽を構築してゆく。 しかし、ペダンティックな重苦しさはなく、彼女の音楽には全てを包み込むような寛容が感じられる。 柔かな音楽の流れの中で、その自由な音の息吹を通してベーゼンドルファーのしっとりした豊かな響きが活かされた、 音のニュアンスに富んだピアニスティックな表現を聴くことができる。 古楽にも精通した彼女がモダン・ピアノで演奏することの意義を示した一枚。 (道下 京子)

◆オーディオ・アクセサリー(2018 秋 170)今季の特選!
塚谷は本誌でもお馴染みの自称ケンバニスト。オルガニストとして多くの作品をCD化しているが、 今回の「バッハ/ブゾーニ:ゴルトベルク変奏曲」はベーゼンドルファーでの表現である。 バッハの時代には今日のピアノの存在はない。 敢えて機能や音色の豊かなピアノでより一層深いバッハを聴かせるべく、 チャボヒバホールでワンポイント収録され、間やその響きに独特の味わいを聴かせる。 (石田 善之)

◆オーディオ・アクセサリー(2018 秋 170)今季の特選!
バッハの作品を現代ピアノ(ベーゼンドルファー)で演奏する塚谷水無子の『ゴルトベルク変奏曲』がお薦めだ。 F・ブゾーニの楽譜がひとつのポイントだろう。生形三郎さんのワンポイントステレオ録音で、 バロックの響きがピアノの響きにどう置き変わるかが興味深い。解釈の深さは無論だが、 オーディオ的にも貴重な音源であり、ホールの空気がリアルに伝わってくる秀逸サウンドだ。 (林 正儀)

◆レコード芸術(2018年9月号)「今月の特選盤」
そのアイディアの豊かさと鋭さ、そしてそれを実行してみせる能力の高さにおいて、 自ら称する"ケンバニスト"(鍵盤奏者。鍵盤楽器なら何でもござれ、の意か)塚谷水無子は、 日本の−と言うにとどまらず、世界的な視野から見ても貴重な存在だと言えよう。 その彼女が、このたびは大オルガンでもポジティフ・オルガンでもなく、 ベーゼンドルファーを弾いて《ゴルトベルク変奏曲》を録音した。 これにはれっきとした訳(わけ)があり、ここに奏されるのは、 フェルッチョ・ブゾーニ編曲の同曲なのである。.... ブゾーニ版は文献などで存在は知られていたものの、実際に音として聴ける機会は甚だ稀。 塚谷は解題も理想的な詳細さと判断力をもって書き記しているので、ぜひそれに目を通しつつ聴かれたい。 (濱田 慈郎)

◆レコード芸術(2018年9月号)「今月の特選盤」
ブライトコップ社のブゾーニの編曲を見ると、 テンポや表情、装飾音の入れ方などが細かく指示され、随所でオクターヴを重ねる。 いくつかの変奏を纏めて一つの楽章にし、最後のアリアは装飾音なしに力強く壮麗に。 結論から言うと、この塚谷のブゾーニ版はとても魅力的だ。 アリアは指示通りゆったりとしたテンポであると同時に息を潜ませ、極めてセンシティヴ。 これだけでこの編曲が新鮮に聴こえる。その後の繰り返しはしないが、細部まで表現の純度は高い。 奏者と編曲に理想的な一体感があり、高い求心力が生まれている。筆者の今月のベスト1。 (那須田 務)

◆タワーレコード新宿店フリップ(2018年7月) "最高の手引き!塚谷ゴルトベルクの到達点"
パイプオルガンとポジティフオルガン、それぞれで『ゴルトベルク』を録音、 さらに親しみをもってこの傑作の世界へ入口からいざなってくれる著書 (「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう!)も送り出した塚谷水無子が、 さらに深部へと導くブゾーニ編曲版をピアノで録音!! 彼女のテクスト必読のブックレット含め、このディスクに綴じ込まれた情報量はとてつもない! 音楽家として稀代の天才というべきブゾーニは、自らが名ピアニストであり、 エゴン・ペトリやクラウディオ・アラウらを育てただけでなく、 バッハを深く探究し、諸作の編曲や校訂を行ないました。 この『ゴルトベルク』はその頂点のひとつ。 塚谷盤こそは「ブゾーニ版」の真価を初めて明らかにしたといえる驚くべきもので、 冒頭の極めてゆっくりと紡がれるアリアから最後に回帰するアリアの一音もゆるがせにしない意味深さ! 2曲の名コラール共々、味わい尽くす最高の愉楽! (タワーレコード新宿店 森山 慶方)

◆レコード芸術(2018年12月号)
2018年レコード・アカデミー賞ノミネート(器楽曲部門)




◆バッハ オルガン作品集II / 塚谷水無子(パイプオルガン)

『レコード芸術』誌で特選盤を獲得、第8回CDショップ大賞2016 クラシック後期推薦盤に選ばれるなど、 各方面で評判を集めた塚谷水無子の「バッハオルガン作品集」(KIGC-19)。 塚谷2年ぶりの新作は、バッハ作品集第2弾。 今回は、かつてオルガンの巨匠ヘルムート・ヴァルヒャが全集録音時に使用した、 聖ローレンス教会(オランダ、アルクマール)にあるフランツ・シュニットガー・オルガンに挑みます!



◇バッハ オルガン作品集II / 塚谷水無子(パイプオルガン)
 Bach Organ Works II / Minako Tsukatani
 CD:King Records KICC-1374 2017年9月13日発売 \3,000+税

01. 幻想曲 ト短調 BWV542/1
  Fantasie und Fuge g-Moll, BWV 542 〜 Fantasie
02. 協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲=マルチェロ :オーボエ協奏曲) 第1楽章:(アンダンテ)
03. 協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲=マルチェロ :オーボエ協奏曲) 第2楽章:アダージョ
04. 協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲=マルチェロ :オーボエ協奏曲) 第3楽章:プレスト
  Konzert d-Moll (nach Alessandro Marcello) Allegro - Adagio - Presto
05. カンタータ≪主よ、人の望みの喜びよ≫BWV147
  Herz und Mund und Tat und Leben, BWV147
06. コラール≪わが魂は主をあがめ≫BWV648(シュープラー・コラールより)
  Choral: Meine Seele erhebt den Herren, BWV648
07. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 トッカータ
08. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 フーガ
  Toccata und Fuge d-Moll, BWV565
「アンナ・マグダレーナの音楽帖」より5篇
Klavierbuchlein fur Anna Magdalena Bach
09. ゴルトベルク変奏曲のアリア BWV988/1
10. メヌエット ト長調 BWV Anh.116
11. メヌエット ト短調 BWV Anh.115
12. ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
13. アリア≪あなたがそばにいれば≫BWV508
14. 小フーガ ト短調 BWV578
  Fuge g-Moll, BWV578
15. 協奏曲 ト長調 BWV592 (原曲:ザクセン=ヴァイマール公エルンスト) 第1楽章:(アレグロ・アッサイ)
16. 協奏曲 ト長調 BWV592 (原曲:ザクセン=ヴァイマール公エルンスト) 第2楽章:グラーヴェ
17. 協奏曲 ト長調 BWV592 (原曲:ザクセン=ヴァイマール公エルンスト) 第3楽章:プレスト
  Concerto G-Dur, BWV592 (nach Johann Ernst von Sachsen-Weimar)
18. 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539 前奏曲
19. 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539 フーガ
  Präludium und Fuge d-Moll, BWV539
20. フーガ ト短調「大フーガ」BWV542/2
Fantasie und Fuge g-Moll, BWV 542 〜 Fuge

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:フランツ・シュニットガー・オルガン(1725年製作)
録音:2017年3月27・28日
場所:聖ローレンス教会(オランダ・アルクマール)
プロデューサー:松下久昭(King Records)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-1374/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆intoxicate(2017 August #129)
2012、13年とゴルトベルク変奏曲をパイプ・オルガンとポジティフ・ オルガンとで立て続けに録音し驚かせてくれた塚谷水無子。 パイプ・オルガンの権威としてだけでなく、ピアノで同時代音楽を演奏したり、 編曲から即興、本まで出版するなどマルチな才能を活かして活躍中だ。 (インタビューへ)オルガニストとして有名ですが、一部では"ケンバニスト"ともされていますね。 バッハ作品集の第2弾がいよいよリリースされます。 「CDでは11枚目になります。師であるジャック・ファン・オールトメルセンに捧げています」 (松本 學)

◆月刊Stereo(2017年10月号)「今月の特選盤」
塚谷水無子という人は、なかなか説明の難しい人だ。 最初は、「ゴルトベルク変奏曲をオルガンで弾く人」として、筆者の前に現れた。 「愛と癒しの三部作」は一見ふつうのオルガン名曲集だが、 深い意図を秘めた選曲であることに、後年気付かされる。 突如ピアノを弾いて、シルヴェストロフの作品集もリリ−ス。 そんな彼女が現在全身全霊を傾けて取り組んでいるのが、このバッハ作品集だ。 第1集とは異なるオルガンを弾いているのだが、「なるほど。 こう弾きたいから、この曲はこちらのオルガンで入れたのだな」と膝を打つ快感が幾度もやってくる! (村井 裕弥)

◆レコード芸術(2017年11月号)「特選盤」
一般的な人気曲を多く揃えていることから"入門"的な価値をそなえて、 しかも演奏芸術としての奥行きにも欠けていない、これまた秀抜な1枚となっている。.... 耳に親しい楽曲を撰りすぐった感があり、しかもそれらを、周到に配置されたストップ(音色)操作のもと、 万全な美しさ−古銘器固有の魅力と相俟って−のもとに届けてくれるのだ。 ぜひ、広くお奨めせねば……と思わずには置かないアルバムである。 (濱田 慈郎)

◆レコード芸術(2017年11月号)「特選盤」
選曲がやはり独創的。目の覚めるような鮮やかな録音でとても楽しめる。.... この人のオルガンには豊かなパッションがある。多少の荒々しさがあるにしても、 ここでしか聴けない個性と魅力があるのはすばらしいことだ。 (那須田 務)

◆オーディオ・アクセサリー(2017冬167)優秀盤オーディオグレード推薦
塚谷水無子のオルガンはバッハの作品集としては第2集となるが、 今回使われているオランダ、アルクマールの聖ローレンス教会のシュニットガー・オルガンは、 ヨーロッパで最も美しいオルガンといわれる銘器で、非常に高い評価と格調を感じさせる。 この銘器の多彩な響きを高い純度で捉え、 教会の大きな空間独特の長い残響成分を含むスケールの豊かな響きで聴かせる。 (石田 善之)

◆月刊Stereo(2018年3月号)私の特選ミュージック・ファイル
ハイファイなワンポイントステレオ録音で、なおかつ演奏もよいものを、 となると塚谷水無子氏の音源「バッハ・オルガン作品集II」が思い浮かぶ。 オルガンに精通する録音エンジニアによる、世界最高と称されるオルガンを用いた作品だ。 カスタムマイクを使用するというその録音は、 ワンポイントにもかかわらず極めてジューシーでSN比に優れ、 楽器や会場、そして演奏のディティールを克明に、かつ美しく描き出している。 (生形 三郎)




◆ぬんこむ Nun komm, der Heiden Heiland / 塚谷水無子(パイプオルガン)

作曲家16人による《いざ来ませ、異教徒の救い主よ》、世紀を超えて一堂に会す!
百花繚乱、「ぬんこむ・センチュリーズ・ヴァリエーションズ」!




ぬんこむ Nun komm, der Heiden Heiland / 塚谷水無子(パイプオルガン)
 Nun komm, der Heiden Heiland -Throughout the Centuries- / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1507 2015年11月30日発売 オープン価格

「ぬんこむのすべて」です。16人の作曲家=オルガニストの織りなす作品から、 全く同じ旋律が聴こえてくることに気づくでしょう。 めいめいの作曲家たちが、いろんなテイストに調理した《ぬんこむ》です。 オルガンコラールが数多く誕生した17世紀と18世紀に建造されたパイプオルガン2台を使用して録音しました。
Nun komm, der Heiden Heiland。
ヨーロッパのオルガンの録音現場では、上記の題名を省略し“Nun komm(ぬんこむ)”と、呼びます。 ニックネームのように…無論「愛着をこめて」です。 ここが大事なところです。キリスト教の素養は、むしろ二の次ではないかしら。 アナタがそのメロディにシンパシーを感じたら、それでよいのです。 だって音楽なんですから。
「《ぬんこむ》は、1500年以上も前からある歌なんだよ! パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんたちが生まれるずっとずっと前からあるんだ。素敵だね。」
オランダの教会では、そんなふうにヒストリーを教え、 この讃美歌を子供たちと一緒に歌います。 子供たちは目をパチクリさせて歌います。 そして家に帰ると、アドヴェントカレンダーの小窓をひとつ開け、お菓子を頬張るのです。 明日のお菓子はキャンディかな?チョコレートかな?とワクワクさせながら。

塚谷水無子


ぬんこむ Nun komm, der Heiden Heiland *
〜Nun komm, Throughout the Centuries〜
01. 4声体: いざ来ませ、異邦人の救い主 Nun komm der Heiden Heiland
02. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621): * - Variatie 1
03. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク: * - Variatie 2
04. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク: * - Variatie 3
05. ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707): * BuxWV211
06. アンドレアス・クネラー(1649-1724): * - Versus 1
07. アンドレアス・クネラー: * - Versus 2
08. アンドレアス・クネラー: * - Versus 3
09. アンドレアス・クネラー: * - Versus 5
10. アンドレアス・クネラー: * - Versus 6
11. ヨハン・パッヘルベル(1653-1706): *
12. フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ツァッハウ(1663-1712): * 37 - Vers 1
13. フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ツァッハウ: * 37 - Vers 2
14. フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ツァッハウ: * 37 - Vers 3
15. フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ツァッハウ: * 37 - Vers 4
16. ニコラウス・ブルーンス(1665-1697): *
17. ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット(1666-1727): * I
18. ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット: * II
19. アンドレアス・ニコラウス・フェッター(1666-1734): *
20. ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679-1735): * A
21. ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748): * - Versus 1
22. ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター: * - Versus 2
23. ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター: * - Versus 3
24. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): * BWV.599
25. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: * BWV.659
26. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: * BWV.660
27. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: * BWV.661
28. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: *(Fughetta) BWV.699
29. ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714-1785): *
30. ヨハン・バプティスト・ヨーゼフ・マクシミリアン・レーガー(1873-1916): *
31. マルセル・デュプレ(1886-1971): *
32. フーゴー・ディストラー(1908-1942): * - Toccata
33. アントン ハイラー(1923-1979): * 1
34. アントン ハイラー: * 3
35. アントン ハイラー: * 4
36. アントン ハイラー: * 6
37. アントン ハイラー: * 7

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
◇トラック1-15、17-23、33-37
楽器:ハーガービア・オルガン(1565年製作/1635年改修)
録音:2015年7月24、25日
場所:ホグランツ教会(オランダ・ライデン)
◇トラック16、24-32
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2015年7月17、28日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
解説:佐々木裕二、塚谷水無子
アートワーク:加藤小百合

発売日:2015年11月30日
◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1507/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆月刊Stereo(2016年1月号)「今月の特選盤」
古くからある賛美歌「ヌン・コム、ハイデン・ハイランド(いざ来ませ、異邦人の救い主)」 の旋律による16人の作曲家の作品を時系列で収めたアルバム。 17世紀と18世紀に建造されたオランダのパイプオルガン2台を使用した録音も素晴らしく、 その音像感と音場感の絶妙で立体的なこと。 パイプオルガン自体に前後があるし、その響きが空間を満たしていく。 音楽的には作曲された時代に引っぱられるようなディープな訴求力の強いアルバムで、 現代の何か時間の流れがおかしくなっている自分の部屋にいにしえのゆったりとした深い時が流れだす。 (鈴木 裕)

◆月刊Stereo(2016年1月号)「今月の特選盤」
先日筆者のラジオ番組に、塚谷水無子がゲスト出演。 「ヨーロッパ人にとってのパイプオルガンとは何か」 「私たちは、どうオルガン音楽と向き合えばよいのか」などを語ってもらった。 そのとき最初に出た話が待降節。 「ヨーロッパのクリスマスはイブの4週間前から始まっている。 その到来を告げるのが《いざ来ませ、異邦人の救い主よ》」。 このCDはそのコラールに基づく22曲を収録した究極のクリスマス・アルバムだ。 塚谷のホームグランドである2台の歴史的オルガンを弾き分けており、 オーディオチェック用CDとしても自信を持って推奨できる。 (村井 裕弥)

◆山野楽器銀座本店『今月の必聴傾聴盤』(2015年12月20日記事)
アルバムのタイトルになっている「ぬんこむ」とは、 コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ(Nun komm, der Heiden Heiland)」のこと。 それに基づく16名の作曲家の作品、つまり、 キリストの降誕を待ち望む(ことに因んだ)楽曲が収録されています。 まず、1曲目の「Nun komm」からして力強い出だしで、その重量感ある音圧と音像に圧倒されます。 そして、例えばブクステフーデの楽曲では、 遠くにあるものへの想いを馳せているかの如き期待感とそこに交錯する憂いのような空気があり、 正にキリストの降誕を待ち望んでいるかのよう。 他にもバッハやパッヘルベル、レーガーなど馴染みの深い作曲家も並んでいますが、 一般的に聴かれる機会が少ない作品も多く、 全ての作曲家を生年順に(バッハもBWV.番号順に)並べているところが特色。 また、2種類のオルガンで作品を弾き分け、そうすることで確固たる秩序、 言うなればこの奏者独自の小宇宙を形成することに成功しています。 聴き進めていくと、迷宮を巡るような不可思議な浮遊感や、勇ましい前進、 漲る希望といった情感や感覚を感じ取ることができ、 最後の37トラックはどことなくオリエンタルな匂いもする楽曲で、 締め括りに相応しく息の長いフレーズで終わるのが印象的。 1曲1曲が短いからこそ、分子と分子が連なり合うように世界の構築が綻びなく完遂され、 このアルバムのコンセプトである「時間軸の継承」=「音楽そのもの」が生き生きと脈打っています! (佐藤)

◆月刊クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」(2016年2月号)
様々なオルガンを用いてのバッハ「ゴルトベルク変奏曲」など独自のアプローチから、 楽器自体の新たな可能性を切り拓いて来た塚谷。 今回は、オランダの2つの銘器を弾き分けて、 ルター派のコラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」に基づき、 16〜20世紀の16人が作曲した22曲へ挑むという、壮大な音の旅に出た。 それぞれの楽器と作品ごとの特性を踏まえた、的確なレジストレーションと流麗な音楽創り。 さらに、原題の冒頭2語を平仮名表記する、アルバム・タイトルもインパクト大。 作曲家たちがこのコラールを通じて感じた、生成りの喜怒哀楽が、聴き手の心を鷲掴みにする。 (寺西 肇)

◆CDジャーナル(2016年2月号)
4世紀に作られた聖歌「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」を基にしたコラール集。 16人の作曲家による22曲を収録したアルバムは前代未聞。 オランダにある二つの有名な教会のパイプオルガンによる演奏も聴きもので、 塚谷の抜群のストップ(音色選択)とテクニックの素晴らしさに終始圧倒される。 (齋藤弘美)

◆レコード芸術(2016年2月号)「特選盤」
疲れを知らぬ、と言おうか。 次つぎとCDの企画を立てては周到な状況、 条件のもとにそれらを録音して愛好家の耳目を惹く塚谷水無子が、 またユニークな1枚を発表した。 題して『ぬんこむ』−「なに、それ?」と訝る人も多かろうが、 これは"Nun komm, der Heiden Heiland" すなわちJ.S.バッハも名作を残しているコラール 《ヌン・コム、デア・ハイデン・ハイラント》の最初の2語である。.... 原曲のコラールが情感を湛えた美しい曲であるだけに、 諸家の作品はそれぞれに聴き応えに富む。 そのうえ、オランダのライデンおよびハールレムにある2つの古銘器を用いての塚谷の演奏が、 レジストレーション(音色変化)を効果的に生かして、なかなか魅力的。 オルガン音楽史ともなっている好企画で、収録曲ただ1種ながら、聴きてを飽かせない。 (濱田 滋郎)

◆レコード芸術(2016年2月号)「特選盤」
.... 前半と最後のハイラーの曲はライデン、ハーゲルビア・オルガン(16世紀)で、 スウェーリンクやブクステフーデ、クネラー、ツァホウ、 らからバッハ時代の作品とともにドイツのオルガン音楽の流れを俯瞰する (レオンハルト顔負けのマニアックな選曲だ)。 後半はハールレム、ミュラー・オルガン(1738年)でバッハと18世紀のホミリウス、 近現代のレーガー、デュプレら。選曲もサウンドも実に渋い。 フレーズは明快で力強く、密度の濃い表現のうちに弾きての想いがダイレクトに伝わってくる。 .... こういうアルバムが聴きたかった。 (那須田 務)

◆レコード芸術(2016年2月号)「優秀録音」
今回の『ぬんこむ』と『バッハ/オルガン作品集』は同時期に録音されているが、 マイキングがいい位置と角度に設定されていて、高い剛性感を持った音像と、 響きに満たされた音場空間とのバランスが絶妙だ。 アキュレートな音場感を表現でき、なおかつ特に低域方向にワイド・レンジな再現性 (帯域だけでなく、位相表現も含めての) を持った再生システムだと圧倒的な音楽が立ち上がってくる。 (鈴木 裕)




◆バッハ オルガン作品集 / 塚谷水無子(パイプオルガン)

あのモーツァルトも弾いたというオランダ・聖バフォ教会のパイプオルガンを使って、 オルガン音楽の"神髄"バッハの、珠玉の名作を録音。 有名な「シャコンヌ」を塚谷自身の編曲で! ドイツ・バロックのスペシャリストにして鍵盤音楽の意欲的才人・塚谷水無子、キングへの第4弾。



◇バッハ オルガン作品集 / 塚谷水無子(パイプオルガン)
 Bach Organ Works / Minako Tsukatani
 CD:King Records KIGC-19 2015年9月30日発売 \3,000+税

01. コラール《目覚めよ、と呼ぶ声あり》BWV645
  Wachet auf, ruft uns die Stimme BWV.645
02. コラール《主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ》BWV639
  Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ BWV.639
03. 小フーガ ト短調 BWV578 [再録音]
  Fuga g-moll BWV.578
04. 協奏曲 イ短調 BWV593 第1楽章:(テンポ指定なし)
05. 協奏曲 イ短調 BWV593 第2楽章:アダージョ
06. 協奏曲 イ短調 BWV593 第3楽章:アレグロ
  Concerto a moll nach A.Vivaldi BWV.593
  (Allegro) - Adagio - Allegro
07. コラール《最愛のイエスよ、我らここに集いて》BWV731
  Liebster Jesu, wir sind hier BWV.731
08. コラール《イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい》BWV650
  Kommst du nun Jesu vom himmel herunter BWV.650
09. シャコンヌ BWV1004-Mov.5(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番より)
  Chaconne from Partita for Vn solo D moll, BWV.1004 Mov.5 (arr. by Minako Tsukatani)
10. シシリエンヌ BWV1031-Mov.2(フルートとチェンバロのためのソナタ 第2番 変ホ長調より)
  Siciliana from Sonata Es Dur BWV.1031 (arr. by L.Vierne)
11. コラール《人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》BWV622
  O Mensch, dein Sünde groß BWV.622
12. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582 パッサカリア
13. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582 フーガ
  Passacaglia und Fuge c-moll BWV.582

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2015年7月14〜16日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:松坂茂樹(King Records)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIGC-19/

◇ハイレゾ配信(2015/09/30リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/kigc19/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆CDジャーナル(2015年10月号)
塚谷の演奏は、丁寧なフレージングで紡がれていく表情豊かな音色、また劇的な表現力が魅力。 そんな多面性を持つ彼女のバッハは心地よさと感動に満ちた、密度の濃い内容である。 協奏曲イ短調では力強さと鮮やかな技巧を存分に発揮しており、コラールやフーガといった小品では丁寧な歌い回し、 響きへの集中度の高さにあらためて驚かされた。とくに興味深いのは、自身の編曲によるバッハの「シャコンヌ」。 変形されながら繰り返される主題を完全に掌握したその演奏で、作品から新たな色彩を紡ぎ出している。 (長井 進之介)

◆タワーレコード、フリーペーパー『intoxicate』#118(2015年10月号)
ケンバニスト・塚谷水無子による『バッハ:オルガン作品集』。 モーツァルトも弾いたといわれる、オランダ・聖バフォ教会のオルガンを使用しての 「一生のうちに聴いておきたいバッハ」を集めたアルバム。 これまでに『「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう!』(音楽之友社)を著書に持ち、 パイプオルガン、ポジティフオルガンによる「ゴルトベルク変奏曲」 等をリリースしていることからもわかるとおり、 バッハに精通している塚谷の真摯な演奏をSACDハイブリッドの高音質で余すことなく楽しめる。 仲でも塚谷自身の編曲による《シャコンヌ》は聴き逃しなく! (タワーレコード新宿店 貴島 崇)

◆アルテス電子版(2015年10月10日記事)
1766年に10歳のモーツァルトが演奏したというオランダ・ハーレムの聖バフォ教会のオルガンを使い、 録音されたバッハのオルガン作品アンソロジー。 パイプオルガンとポジティフオルガンで《ゴルトベルク変奏曲》を録音、 著作も刊行した鍵盤の異才・塚谷水無子さんの最新作です。 パイプオルガンというと楽器というよりも巨大な建造物という印象がつよいですが、 そこからこんなにも繊細な音色を引き出せるとは!  できればよいオーディオ装置で、静謐な夜に聴きたい1枚。 (アルテスパブリッシング 木村 元)

◆レコード芸術(2015年11月号)「特選盤」
この銘オルガンは当時としてきわめて多様多彩な音栓(ストップ)をそなえ、 さまざまに音色を使い分けることが可能だが、 塚谷はその特性を味方につけ、曲想に応じて効果的にストップ操作を変えつつ、 楽曲(あるいは楽章)の"染め分け"を聴かせてくれる。 旋律の歌いくちに示す気遣いもまた、聴きての情緒に訴える効果を増す。 総じて、じつによく"聴かせる"バッハ演奏。 (音楽評論家 濱田 滋郎)

◆月刊Stereo(2015年11月号)「今月の特選盤」
きわめてワイドレンジ、きわめて広大な音場感の録音。もしそうしたものが感じられないとすれば、 再生するオーディオのセッティングに問題があるのかも。 やっている曲は当時の民衆にも愛されたと思われるバッハで、 シャコンヌを塚谷本人が編曲したものも音を足し過ぎず、深みを感じさせる。 BWV582のパッサカリアも轟然とした響きが壮絶だ。 (オーディオ評論家 鈴木 裕)

◆月刊Stereo(2015年11月号)「今月の特選盤」
塚谷水無子は、大小パイプオルガンでゴルトベルク変奏曲を弾き分けたり、 シルヴェストロフの作品をピアノで弾いたり、こちらの予想をよいほうに裏切ってくれる鬼才。 そんな塚谷が、ホームグラウンドとでも呼ぶべきオランダで、バッハと改めて向き合ったのがこのSACDだ。 コラールの間にバッハとヴィヴァルディを取り込み、ラストを大曲で締めくくる正に王道プログラム。 2ch再生とは思えぬ教会の響きに、誰もが息をのむこと必至。 (オーディオ評論家 村井 裕弥)




◆涙のバガテル〜天使のピアノ〜 / 塚谷水無子(ピアノ)
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:ピアノ作品集


ウクライナの現代音楽作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフ・ピアノ作品集。
織り重なる音たちの響き、サスティンの美しい世界。
大切なものを愛しむ思いを込めて、優しく触れる鍵盤たち。




◇涙のバガテル〜天使のピアノ〜 / 塚谷水無子(ピアノ)
 Valentin Silvestrov: Piano Works / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1409 オープン価格
 ※ キングインターナショナル:ディスク紹介ページ

心に沁みる。そんな音楽に出逢った。 やわらかな音色は、涙そのものだった。
ポーンと…たった1音、ピアノの鍵盤を鳴らすだけで、宇宙が広がる。 ピアノの音とは、なんと美しいのだろう! 弾いていて涙がこみあげる。 …嗚呼、かつて私が初めてパイプオルガンに出逢った時に味わった、あの感動と同じではないか!

悲しみの涙を乗り越えたひとの音楽は、アナタの心の奥に、やさしく響くだろう。
ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-)の音楽は、無垢で優しい。 本CD≪涙のバガテル〜天使のピアノ≫は、作曲家とその妻の愛の軌跡だ。 巻頭曲の原題は、“The Messenger”といい、シルヴェストロフが病床の妻に捧げた…… しかし妻は作品が完成したその年に、天国に旅立ってしまう。 ところで本作品を「メッセンジャー」と訳すと違和感がある。 何故だろう?実はメッセンジャーとは、キリスト教界の“天使”のことなのだ… 頭の片隅にとどめてください。 天使の鳴らす鈴の音が聴こえてくるでしょう。
キエフで静かに暮らすシルヴェストロフは、今日もピアノを弾く。 天国にいる妻ラリッサの笑顔を思い浮かべながら…ラブレターを綴るように。

技巧を取り去った「音」の美しさ。 豊潤な残響とガラス細工のようなニュアンス、 音の消えゆくさまを閉じ込めたくて、一発録音で収録した。 響きのヴェールをまとった音楽は、編集作業を拒絶するからだ。 たとえば《3つのバガテル》なら、3曲をひと続き(ノーカット未編集)で通奏した。 ペダルの響きの移ろい、ピアノ弦が発するアコースティック… コンサートホールの座席からでは味わえない魅力が、ピアノという楽器にはあるのです。 それら全てを封じ込めよう! 録音エンジニアで作曲家の生形三郎氏と何度も何度も議論を重ね、 こだわりの録音を完成させることが出来た。 生形氏に深く感謝したい。

最後になるが、私はシルヴェストロフのキエフ音楽院作曲科の同朋で、 美術や写真も手がける作曲家スビャトラフ・クルチコフと本収録を通して知遇を得た。 本CDのブックレットデザインには、 クルチコフ氏から献呈された素晴らしい作品が散りばめられている。 ウクライナのアートを演奏と一緒に味わってもらえたら幸いである。
そして、シルヴェストロフの珠玉のピアノ作品集を、 日本の皆様に初めて紹介出来たことを、心から嬉しく思う。

塚谷水無子

◇ "天使(メッセンジャー)" Der Bote / The Messenger (1996-97)
01. Der Bote / The Messenger (10:54)
◇ 3つの小品 Three Pieces (2001)
02. I. Bagatelle (4:45)
03. II. Hymne - 2001 (6:13)
04. III. Melodie (3:09)
◇ ウェディング・ワルツ Wedding Waltz (1826….2002)
05. Wedding Waltz from Two Dialogues with postscript (5:56)
◇ 3つのバガテル Three Bagatelles Op. 1 (2005)
06. I. Allegretto (2:26)
07. II. Moderato (3:05)
08. III. Moderato (4:59)
◇ 4つの小品 Four Pieces Op.2 (2006)
09. I. Lullaby (3:04) 
10. II. Pastorale (2:42)
11. III. Bagatelle (2:20)
12. IV. Postludium (2:50)
◇ 3つのバガテル Three Bagatelles Op.4 (Jan. 2006)
13. I. Moderato (2:04)
14. II. Animato (2:56)
15. III. Andantino (2:54)
◇ 後奏曲 Postludium Op. 5 (2005)
16. I. Adagio (5:40)

演奏:塚谷水無子(ピアノ)

楽器:YAMAHA C7LA Artist Edition(2004)
録音:2014年9月2〜3日
場所:スタジオ・ノア Studio Noah(下北沢)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:生形三郎
エディット&マスタリング:生形三郎
ピアノ調律:村上暢三
フォト撮影:桑原優希
アートワーク:加藤小百合

CDアートワークに使用したスビャトラフ・クルチコフ作品たち
Works of Sviatoslav Krutykov


発売日:2014年12月28日
◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1409/

◇ハイレゾ配信(2015/03/25リリース)


http://www.e-onkyo.com/music/album/phr1503/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆アルテス電子版(2014年12月10日記事)
2種類のオルガンによるJ.S.バッハ《ゴルトベルク組曲》のCDなどで注目された“ケンバニスト”塚谷水無子さんの新作は、 なんとウクライナの現代音楽作曲家シルヴェストロフのピアノ作品集。 一粒一粒の音のたたずまいに耳を澄ますかのような透徹したピアニズム。美しさとはなにか、考えさせてくれる好盤です。 (アルテスパブリッシング 木村 元)

◆月刊クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」(2015年2月号)
知られざるウクライナの作曲家シルヴェストロフ(1937〜)のピアノソロを集めたアルバム。 どちらかといえば前衛的だった彼の作風は、妻の死を境にシンプルで美しいものへと変化する。 愛妻の死は作曲家にとっておそらく想像を絶する辛さだったのだろう。 その悲しみを乗り越えるために、そして妻との思い出や天上の彼女へのメッセージを綴るために、 彼は美しい旋律を作っていった。 このアルバムは「彼の人生を追体験する試み」と塚谷はライナーノーツに記している。 その言葉通り、塚谷が優しく奏でる一音一音が、シルヴェストロフの達したピュアな安らぎの境地へと誘ってくれる。 (大塚 正昭)

◆CDジャーナル(2015年2月号)
美しい旋律と和声に彩られたシルヴェストロフの作品だが、その魅力を味わうためには、 奏者が音色に対して非常に鋭敏で、反応が良く、繊細なコントロールが可能なタッチを持ち合せていなければならない。 塚谷の演奏は非常に心地良い音響世界を創り出しており、聴衆はただそれに身を委ねるだけでよい。 (長井 進之介)

◆月刊Stereo(2015年2月号)「今月の優秀録音盤」(総合評価92点)
このCDは本誌でも活躍中の生形三郎氏の手による録音である。通常クラシックのピアノ録音はコンサート・グランドを使い、 ある程度のキャパシティのあるホールなどを使って行なうが、本CDは少し異なりピアノはセミコンであるヤマハのC7LA、 録音会場はかなり小型のスタジオである。これは演奏曲目の特性から選択したようで、 ホールで聴く音とは違うものを求めてあえて複数の近接マイクで収録されている。 このような例は過去にも多数あったが、これはその中の数少ない成功例と言えよう。 ピアノ各部の出音をパーツとしてうまく再構築している。 (オーディオ評論家 峰尾 昌男)

◆レコード芸術(2015年2月号)「準特選盤」
塚谷水無子はオルガンで《ゴルトベルク変奏曲》を録音するなど、ユニークな活動をしているオルガニスト。 当盤ではウクライナのヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937〜)のピアノ作品集をピアノで弾いている。 古典的な親しみやすさと不思議な透明感を湛えた詩的な響きの音楽は、一度聴いたら忘れられない。.... このように一枚まるごとシルヴェストロフの音楽が楽しめると同時に、 塚谷の響きに対する鋭利な感受性とイメージの素晴らしさをも示している。 (音楽評論家 那須田 務)

◆月刊Stereo(2015年3月号)「今月の特選盤」
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-)、青年期大いに注目されたものの、 ウクライナ人であるがゆえソ連時代不当な扱いを受け、 90年代にクレーメルがヴァイオリンとオーケストラのための作品を取り上げるまでは、完全に忘れられていた作曲家。 妻ラリッサに死で3年ほど落ち込むが、ラリッサのためのレクイエムで再復活。欧州ではかなり知られた存在だが、 日本ではなぜか無名。そのシルヴェストロフのピアノ曲をオルガニスト塚谷水無子が弾き、 あの生形三郎氏が収録した奇跡の出会いがこれだ。林田直樹氏による解説も、ズバリ的を射ている。 (オーディオ評論家 村井 裕弥)

◆タワーレコード、フリーペーパー『intoxicate』#114(2015年2月号)
ウクライナの作曲家シルヴェストロフの1997年以降のピアノ作品集。 前作ポジティフ・オルガンによるゴルトベルク変奏曲を聴かせてくれた塚谷水無子が、今作ではピアノで収録。 準備段階で作曲家本人のみならずその友人、家族とも連絡を取り演奏解釈への様々なヒントを得たという塚谷さん。 一聴すると耳あたりの良い音楽の美しさだけに心奪われてしまいそうなシルヴェストロフの作品を、その説得力を持った演奏で、 美しい残響の中に隠されているさまざまなメッセージを聴き手に与え、作品の真価をより一層伝えている。 (タワーレコード新宿店 貴島 崇)

◆山野楽器銀座本店『今月の必聴傾聴盤』(2015年1月20日記事)
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をパイプオルガンやポジティフオルガンで録音し、話題を呼んだ塚谷水無子が、 ウクライナの現代作曲家シルヴェストロフのピアノ作品集で、ピアニスト録音デビュー!軽やかで、重なり合う音が美しい印象を与えるシルヴェストロフの作品を、塚谷は明確に、 どこか強さを持った演奏に仕上げている。難しい楽曲が多いが、演奏する上での解釈に迷いが無く、 自信を持ったものだということが一音一音から伝わってくる。 「音」へのこだわりを示す録音手法も独特。間違いなく、聴き手にとって大切な一枚となる作品集。 (鮎原)





◆J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(ポジティフオルガン)

未知のゴルトベルク変奏曲の音たちと出会う
そうだ!すべての音符には意味がある。
小さな楽器だからこそ紡ぎだせる、一音一音の美しさ。




◇J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(ポジティフオルガン)
 J.S.Bach: Goldberg Variations BWV.988 / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1305 オープン価格

黒のゴルトベルクと、白のゴルトベルク。
この2枚のCDで、パイプオルガンの究極の魅力が表現できたのかもしれない。

わたしはこれまでヨーロッパの「歴史的パイプオルガン」といわれる楽器が設置される教会の中で録音してきました。 バッハやモーツァルトが実際に親しんでいた音色を紡ぎだす喜びがあります。 豊かな残響に包まれた天から降り注ぐ音色を皆様に伝えたいと録音してきました。

ところが日本の楽器となると、長すぎるヨーロッパ暮らしがたたり、教会とも日本のコンサートホールともご縁が無いままでした(苦笑)。 このままだと「録音してみたいなぁ!」と思える楽器になんて出逢えないままオルガン人生終わるかなぁ、なんて思っていました。 ところがある日、そんなワタシに運命の出逢いがおとずれたのです(大袈裟だなぁ)。
――小淵沢の工房に置かれたポジティフオルガン。
たった3種類の音色しかもたない、小さな楽器です。
マニアックな我が業界とはいえ、こんな小型の楽器でソロ曲を録音することは、まずない。 ポジティフオルガンは、本来古楽オーケストラを支える通奏低音楽器あるいは伴奏楽器。 ポータブルな楽器ゆえパイプ本数も少なく、コンサートホールで見かける大オルガンに比べたら、そりゃあ音の馬力は弱く非力だからだ。

だけど、その楽器はちがった。力強い音がした。リッチでふくよかだった。
なんと≪ゴルトベルク変奏曲≫の難曲のひとつ、第14変奏さえ軽々と弾けてしまった。

「こんなに小さな楽器でも、≪ゴルトベルク≫が弾けちゃうなんてスゴイ!こうなったら録音しちゃおう!」

と思ったわけです。

塚谷水無子

01-32. ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(J.S.バッハ)

演奏:塚谷水無子(ポジティフオルガン)
楽器:草苅ポジティフオルガン(2004年製作)
録音:2013年5月4〜6日
場所:草苅オルガン工房(小淵沢)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:四方善郎(Pooh's Hoop)
エディット&マスタリング:行方洋一

◇Pooh's Hoop:塚谷水無子・ゴルトベルク変奏曲のページ
http://www.a30a.com/poohshoop/ph_minaria.html
発売日:2013年9月30日
◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1305/

各誌に掲載されたコメントから。深謝。

◆月刊クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」(2013年10月号)
聴きなれた名曲に、新しいイマジネーションの翼を授ける快演だ。 昨夏に発表したパイプオルガンでの「ゴルトベルク〜」録音や、 この作品を巡る思索の道程を記した著書が大きな話題を呼んでいる塚谷。 「《ゴルトベルク》演奏をライフワークにしたい」と熱き思いを語っていた彼女が、 今度はポジティフ・オルガンを使用し、再び大作に挑んだ。 前作の大型オルガンでの録音も、聴き手に想像する余地をあえて残した、 慎ましさのある好演だったが、 今回は音色の選択などで制約が増えたにもかかわらず、感性はより研ぎ澄まされ、 音楽的なスケールも広がっている。実に不思議な感覚。 (寺西 肇)

◆月刊Stereo(2013年10月号)
塚谷水無子がオルガンで弾いたゴルトベルクを、昨年10月号で紹介した。 あれは、オランダ、ハーレム聖バフォ教会の巨大パイプオルガンを使用。 今回のはその真逆で、小淵沢のオルガン工房にあるポジティフオルガンを使用した。 前回が極太の筆でダイナミックに決めた書道パフォーマンスなら、今回のは細筆で仕上げた玄人好みの小枝てんこ盛り? いや、実際に聴いてみると、けっこう押しの強い、ハッキリものを言う演奏だ。 塚谷本人が「ゴルトベルクを、グレン・グールドの呪縛から解き放つ」と言い切る快演。 ぜひとも耳を傾けていただきたい。 (オーディオ評論家 村井 裕弥)

◆タワーレコード、フリーペーパー『intoxicate』#106(2013年10月号)
2012年にハーレムの聖バフォ教会のクリスティアン・ミュラー・オルガンで同曲を録音し、さらに6月には、 書籍【「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう!】を出版し話題を集めた塚谷水無子が、 今度はなんとポジティフオルガンで再録音! 荘厳な音色に彩られた前作とはまた違った、素朴でありながらも表現豊かな音色で新たな魅力を聴かせます。 前作とぜひ聴き比べていただきたい一枚。 編集&マスタリングは行方洋一が担当とオーディオファンも注目! (タワーレコード新宿店 貴島 崇)

◆タワーレコード新宿店フリップ(2013年12月)
鮮烈!小型オルガンのみずみずしい響き。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(オルガン版)
塚谷水無子(ポジティフ・オルガン)(2013)
2012年にオランダ、ハールレムの聖バフォ教会に正置されるクリスティアン・ミュラー・オルガン(1738年製) を弾いた『ゴルトベルク変奏曲』で目の醒めるような衝撃を与えた塚谷水無子(オランダ在住)が、 今度はポジティフ・オルガンを使って2013年に『ゴルトベルク』を再録音! ミュラーorgのような大オルガンとは異なり、ポジティフ・オルガンは小型の据え置きで(分解して持ち運びもできる!)、 今回の1段鍵盤でストップは3つというような、愛らしいもの。 ある種幻想味さえ帯びたスケールの大きい前回の録音に比して、 今回のディスクから流れ出るバッハの音楽のたたずまいは何と涼やかで気持ちがいいことだろう! すぐそこで子煩悩な大バッハが子供たちに弾いて聴かせているかのようなイメージさえ湧いてくる。 繰り返しなし、くっきりと立ち上がる明晰な造型、小型楽器を大胆に操る手管も冴え、 表現力を最大限に押し拓こうとする演奏家の矜持と共に、綴じ込まれた音楽自体の鮮度のみずみずしさが実に比類ない。 言うまでもなく、短期間の間に2種の楽器を用いて『ゴルトベルク』の録音を果たした彼女の情熱にも、 言葉に尽くせない熱を感じる。 (タワーレコード新宿店 森山 慶方)




◆聖なるパイプオルガン / 塚谷水無子(パイプオルガン)

心にしみわたる美しいメロディ... 聖母マリアへの祈りからクリスマスの賛美歌まで。
あのモーツァルトも弾いた世界でもっとも有名なオルガンで収録!




◇聖なるパイプオルガン / 塚谷水無子(パイプオルガン)
 Ave Maria / Minako Tsukatani
 CD:キングレコード KICC-1044 2012年11月21日発売 \3,000

01. アヴェ・マリア(《カヴァレリア・ルスティカーナ》より)/マスカーニ
 Mascagni: Intermezzo uit Cavalleria rusticana
02. アヴェ・マリア/バッハ=グノー
 Bach=Gounod: Ave Maria
03. 喜びやたたえよ(見よ勇者は来たりぬ) /ヘンデル
 Handel: Tochter Zion
04. 涙の日(《レクイエム》より)/モーツァルト
 Mozart: Lacrimosa uit Requiem
05. ピエ・イエズ(《レクイエム》より)/フォーレ
 Faure: Pie Jesu uit Requiem
06. 家路(交響曲《新世界より》第2楽章)/ドヴォルザーク
 Dvorak: uit 2de deel Symphonie ”from the New World”
07. 恋するガリア(チェンバロ協奏曲第5番第2楽章)/バッハ
 Bach: Arioso uit concerto nr.5 f-moll BWV1056
08. アルビノーニのアダージョ Albinoni: Adagio
09. 来たれ、異教徒の救い主(《オルガン小曲集》より)/バッハ
 Bach: Nun komm, der Heiden Heiland uit Orgelbüchlein
10. オー・ホーリー・ナイト O Holy Night
11. もろびとこぞりて Joy to the World! The Lord is come
12. まきびとひつじを In Heiliger Nacht
13. きよしこの夜 Silent Night
14. そりすべり/アンダーソン Anderson: Sleigh Ride
15. あら野のはてに Les Anges dans nos Campagne
16. 威風堂々/エルガー Elgar: Land of Hope and Glory

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2012年8月26〜27日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:松坂茂樹(King Records)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-1044/

◇ハイレゾ配信(2015/06/05リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/kicc1044/




◆J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(パイプオルガン)

楽曲の本質と美しさをシンプルに示した安堵と至福の世界。
これはもはや壮大なコラール・パルティータだ。
これほど敬虔にゴルトベルク変奏曲が響いたことはなかったかもしれない。




◇J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 / 塚谷水無子(パイプオルガン)
 J.S.Bach: Goldberg Variations BWV.988 / Minako Tsukatani
 CD:Pooh's Hoop PCD-1204 2012年8月30日発売 オープン価格

日本人オルガニストとして初めて、《ゴルトベルク変奏曲》を収録させて頂けたこと、 本当に嬉しく思います。本録音を通じてバッハの再発見、バロック音楽の知の旅が出来ました。 慰めの音楽、癒しの音色、古典派の兆しさえ見える音楽の軌跡に立ち会えたような悦び。 18世紀のヨーロッパのパイプオルガンの響きを堪能するのに最も相応しい作品にちがいありません。

塚谷水無子

01-32. ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(J.S.バッハ)
アリア [PLAY] と30の変奏曲

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2012年4月15〜17日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:四方善郎(Pooh's Hoop)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)

◇Pooh's Hoop:塚谷水無子・ゴルトベルク変奏曲のページ
http://www.a30a.com/poohshoop/ph_minaria.html
◇キングインターナショナル・ウェブサイト
https://www.kinginternational.co.jp/ganre/pcd-1204/


◇『バッハを知る バロックに出会う「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう!』
 塚谷水無子・著(音楽之友社)


出版社: 音楽之友社(192ページ)
発売日: 2013/6/4
ISBN-10: 4276140226 / ISBN-13: 978-4276140226
・内容紹介
グールド人気で注目されて久しいバッハの《ゴルトベルク変奏曲》。 この超名曲の楽譜をポイントを絞って解説しながら、真の音楽の姿を求めていく。 オルガン奏者ならではの、学術書や教科書的口調から離れた軽いエッセイ的読み物で入門者にも分り易く、 しかしながらしらずしらずのうちにバッハの曲や時代、バロック音楽や楽典までの知識が身に付いていくしくみ。
Amazon のページ

・著書紹介 - 《ゴルトベルク変奏曲を聴こう!》 - YouTube Classic News




◆愛と祈りのパイプオルガン / 塚谷水無子(パイプオルガン)

あのモーツァルト、ヘンデル、メンデルスゾーンが実際に弾いた
世界で一番有名なパイプオルガンでクラシックの名曲がよみがえります。




◇愛と祈りのパイプオルガン / 塚谷水無子(パイプオルガン)
Hallelujah / Minako Tsukatani
 CD:キングレコード KICC-906 2011年1月12日発売 \3,000

「パイプオルガンというと教会にあるもので、私たちとは縁遠いものという考え方が
まだ一般的だと思います。そして立派だけれどなんとなくとっつき難い楽器だと。(略)
『エーっ、パイプオルガンでこんな曲が弾けるの?弾いていいの?』
パイプオルガンは万能の楽器なのです・・・(青島 広志)」

01. 結婚行進曲(メンデルスゾーン)* mp3(予定)
02. 愛のあいさつ(エルガー)*
03. G線上のアリア(バッハ)* mp3(予定)
04. ハレルヤ・コーラス(ヘンデル)*
05. 主よ人の望みの喜びよ(バッハ)* mp3(予定)
06. アラ・ホーンパイプ〜《水上の音楽》より(ヘンデル)*
07. 婚礼の合唱[結婚行進曲](ワーグナー)*
08. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)*
09. アダージョ・カンタービレ〜ソナタ《悲愴》より(ベートーヴェン)* mp3(予定)
10. タイスの瞑想曲(マスネ)* mp3(予定)
11. ジムノペディ第1番(サティ)*mp3(予定)
12. ロマンス〜《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》より(モーツァルト)*
13. アヴェ・マリア(アルカデルト)*
14. パッヘルベルのカノン*
15. トッカータとフーガ ニ短調(バッハ)* mp3(予定)
*=塚谷水無子編曲

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:ミューラー・オルガン(1738年製作)
録音:2010年11月9〜11日
場所:聖バフォ教会(オランダ・ハーレム)
プロデューサー:松坂茂樹(King Records)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-906/

◇《愛と祈りのパイプオルガン》ハイレゾ配信(2015/06/05リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/kicc906/





◆癒しのパイプオルガン / 塚谷水無子(パイプオルガン)

癒しのパイプオルガン・・・柔らかく、深い音色は人の心を癒し、清め、高めてくれる。



◇癒しのオルガン / 塚谷 水無子(パイプオルガン)
 Adagio / Minako Tsukatani
 CD:キングレコード KICC-729 2009年4月8日発売 \3,000

ジャパニーズ・クラシックのオルガン界にニュー・スター登場! いまオランダを拠点にヨーロッパで活躍中の塚谷水無子(つかたにみなこ)が国内盤で本格デビュー。
癒しとオルガンはよく似合う・・・。このコンセプトでのオルガンCDは今までありませんでした。 塚谷水無子がパイプオルガンの出せるありとあらゆる音色(レジストレーション)をつかって癒し系名曲を癒し系サウンドに甦らせます。

「パイプオルガンは人の心を癒す音色を持った楽器です。曲を厳選することで、 パイプオルガンの音色は温かみのある音楽になるにちがいありません」(塚谷水無子)

01.ジュピター(ホルスト/塚谷水無子編)
02.鳥の歌(カタロニア民謡/カザルス)
03.ノクターン(ショパン) [PLAY]
04.アヴェ・マリア(シューベルト) [PLAY]
05.アヴェ・マリア(バッハ/グノー) [PLAY]
06.あしぶえの踊り(チャイコフスキー) [PLAY]
07.わたしを泣かせてください(ヘンデル) [PLAY]
08.アヴェ・マリア(カッチーニ/塚谷水無子編) [PLAY]
09.弦楽のためのアダージョ(バーバー) [PLAY]
10.白鳥(サン=サーンス) [PLAY]
11.アランフェス協奏曲(ロドリーゴ/塚谷水無子編)
12.アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
13.小フーガ(バッハ)
14.グリーンスリーブス(スコットランド民謡/塚谷水無子編)
15. アメージンググレース(黒人霊歌/塚谷水無子編)

演奏:塚谷水無子(パイプオルガン)
楽器:ピーター・バッカー・オルガン(1671年製作)
録音:2009年1月2日・3日
場所:聖ボニファシウス教会(オランダ・メデンブリック)
プロデューサー:松坂茂樹(King Records)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-729/

◇《癒しのオルガン》ハイレゾ配信(2015/06/05リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/kicc729/




◆Whispering Winds(風のささやき) - part 2




◇Whispering Winds(風のささやき) - part 2
 CD:Stichting Pieter Backer Orgel SPBO-09-01 2009年 オープン価格

1. ストラーチェ:オルガンのためのバターリャ [PLAY]
 Bernardo Strace(Venetia,17th century) : Ballo della Battaglia per organo
2-3-4. マルチェロ:オーボエのための協奏曲 ニ短調 [PLAY]
 Marcello(1669-1747): Concerto for oboe e basso continuo
5-6. ハイドン:オルゴールオルガンのための3つの楽章 [PLAY]
 J.Haydn(1732-1809): Drie Flötenstückes
7. J.S.バッハ:小フーガ ト短調BWV578 [PLAY]
 J.S.Bach(1685-1750): Fugue g-moll BWV 578
8. フォーレ:フルートとオルガンのためのパヴァ−ヌ [PLAY]
 Gabriel Faure(1845-1924): Pavane pour flute et orgue op.50
9. リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行 [PLAY]
 N.A.Rimsky-Korsakov(1844-1908): The Flight of Bumblebee for flute and organ
10-11-12. J.S.バッハ:協奏曲 ヘ長調BWV 978(原曲ヴィヴァルディ) (9'00")
 J.S.Bach:Concerto F-Dur BWV 978 (van A.Vivaldi)
13. トラヴァース:コルネット・ヴォランタリー (1'30")
 J.Travers(1703-1758): Cornet Voluntary in C
14. 塚谷水無子:さくらさくら (オーボエとオルガンのための)
 Minako Tsukatani(1972- ): Cherry Blossom for oboe and organ (2008)
15. ブックステフーデ:シャコンナ ホ短調 BuxVW160 (6'30")
 D.Buxtehude(1637-1707) : Chaconna in e BuxWV 160
16. ワムス:トッカータ・クロマティカ ※世界初録音
 Ad Wammes(1953- ): Toccata Chromatica
17. Ch.フェシィ:オッフェルトワール ヘ長調 (4'00")
 Charles-Alexandre Fessy (1804-1856): Offertoire in F
18. L.J.A.ルフェビュール=ヴェリ:行進曲 ハ長調 (4'30")
 L.J.A.Lefébure-Wély: Marche Ut major
19. フォーレ: オーボエとオルガンのための小品
 Piéce pour haubois et orgue
20. L.J.A.ルフェビュール=ヴェリ:退場曲 ト短調
 L.J.A.Lefébure-Wély:Sortie sol mineur

オルガン:塚谷水無子
オーボエ:パオリン・オーステンバイク(レジデンツィ管弦楽団主席オーボエ奏者)
フルート:マリアン・ヤスパース・フェイヤース
録音:2008年9月22日、25日、26日
楽器:Pieter Backer Organ
場所:聖ボニファシウス教会(オランダ、メデンブリック)
エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン
レーベル:SBPO(オランダ)
◇CDお問い合わせ先
日本発売元:キングインターナショナル http://www.kinginternational.co.jp/





◆Whispering Winds(風のささやき)



◇Whispering Winds
 CD:Stichting Pieter Backer Orgel SPBO-06-01 2006年 オープン価格

◇CD「Whispering Winds〜風のささやき〜」 によせて
「歴史的パイプオルガン」と称されるパイプオルガンがオランダはじめヨーロッパ各地に存在する。 この楽器の魅力は、(現代のオルガンと比べて)ピュアな金属でつくられたパイプ群の強く、しなやかな音色。 これはもはや現代のテクノロジーで追随するのはもはや難しくなってしまったともいわれる。
もうひとつはこれらの楽器は何百年も以前に建てられた石造りの教会。 音響はオルガンの美しいパイプと石造りの建築が産みだすのだ、という事を痛感する。
もはやコンサートホールでは味わう事の出来ないオルガンの世界を本CDでは再現している。
さて、そんな伝統的な西欧の楽器から「日本の旋律」を奏でたらどうなるのか。 日本人の感性をパイプオルガンに組み込んでいくのか?
「Whispering Winds -風ののささやき-」というのが本CDのタイトル。 フルート、パイプオルガン、両者ともに管楽器の紡ぎだす「笛のおと」。そこをじっくり味わって欲しい。 室内楽、ソロ演奏で活躍中のマリアン・ヤスパース・フェイヤーの挑んだ「春の海」はまさしく必聴。

塚谷水無子

◇CD「Whispering Winds(風のささやき )」CD収録曲リスト

1. エリック・サティ : いつも片目を開けて眠る太った猿の王様を目覚めさせる為のファンファーレ
 Erik Satie (1866 - 1925) : Fanfare, Sonnerie pour réveiller le bon gros Roi Singes qui ne dort toujours que d'un OEuil
2-3. J.S.バッハ : トッカータとフーガ 二短調 BWV 565 [PLAY]
 Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Toccata und Fuge d moll, BWV 565
4. W.A.モーツァルト : オルゴールオルガンのためのアンダンテ
 Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) : Andante F dur, KV 616
5-6. J.S.バッハ : 管弦楽組曲第2番より ポロネーズとバディネリ [PLAY]
 J.S.Bach (1685-1750) : Polonaise und Badinerie, from the Suite II h moll, BWV 1067
7-10. J.ハイドン : オルゴールオルガンのための4つの楽章
 Franz Joseph Haydn (1732-1809) : 4 Flötenuhrstücke
11. L.J.A. ルフェビュール=ヴェリ : ボレロ・ド・コンセール [PLAY]
 L. J. Alfred Lefébure-Wely (1817-1869) : Boléro de concert, Op.166
12. J.トラヴァース : トランペット・ヴォランタリー
 John Travers (1703-1758) : Trumpet voluntary C major
13-14. * 塚谷水無子 : 二つの日本のミニアチュール -フルートオルガンのための-
 Minako Tsukatani (1972) : Twee Japanse miniaturen voor fluit en orgel (2005/06)
 La mer du primptemps (宮城道雄作曲 「春の海」 にもとづく) [PLAY]
 La mer du primptemps (orig. "The sea in spring" by Michio Miyagi)
 八木節ふうロンド・カプリチオーソ [PLAY]
 Rondo cappricioso
  (Wereld cd premiére)
15. W.A.モーツァルト : グラスハーモニカのためのアダージョ
 Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) : Adagio C dur, KV 356
16. C.バルバストル : 18世紀フランスのノエルより [PLAY]
 Claude-Bénigne Balbastre(1727-1799) : IVe Noël & Ve Noël
17-18. J.S.バッハ : 前奏曲とフーガ 二短調 BWV 539 [PLAY]
 Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Präludium und Fuge d moll, BWV 539
19-22. J.ラター : 「古典組曲−フルートとオルガンのための−」より4つの楽章
 プレリュード − オスティナート − シャンソン − ロンド [PLAY] [PLAY] [PLAY]
 John Rutter (1945-) : 4 movements from Suite Antique for flute and choir organ*
23. P.ボッシ : ソナタ・アル・オッフェルトリオ [PLAY]
 Pietro Bossi (1834-1896) : Sonata all’offertorio

パイプオルガン:塚谷水無子
フルート:マリアン・ヤスパース・フェイヤー*
楽器:Pieter Backer Organ (1-4, 7-12, 15-18 and 23)、Choir-organ and flute(5-6, 13-14 and 19-22)
場所:聖ボニファシウス教会(オランダ、メデンブリック)
録音:2006年5月22日〜24日
プロデューサー&エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン(DMP Records)
出版元:ピ−タ−バッカ−オルガン財団
発売元:ボニファテウス教会(オランダ・メデンブリック)
◇英語 / オランダ語
http://www.bonifaciuskerkmedemblik.nl/orgels/cd's.htm
◇CDお問い合わせ先
日本発売元:キングインターナショナル http://www.kinginternational.co.jp/





◆アヴェ・マリア〜祈りと癒しの歌



◇東京レディース・シンガーズ《アヴェ・マリア〜祈りと癒しの歌》
 CD:キングレコード KICC-1286 2016年9月21日発売 \2,500+税

日本唯一のプロの女声合唱団、東京レディース・シンガーズが歌う 究極のヒーリングソング「アヴェ・マリア」の決定版アルバム。 グレゴリオ聖歌、アルカデルト、シューベルト、グノー、ブラームス、サン=サーンス、 マスカーニ、カッチーニらの「アヴェ・マリア」を収録。 ほかにモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」やフォーレの「ピエ・イェズ」、 フランクの「天使の糧」など、アヴェ・マリアと同様の“祈り・癒し”の名曲を集めた作品。

02. アヴェ・マリア(アルカデルト)
03. 悲しみの御母は〜スターバト・マーテルより(ペルゴレージ)
04. 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
07. アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
09. 天使の糧(フランク)
10. アヴェ・マリア(グノー)
13. ピエ・イェズ〜レクイエムより(フォーレ)
14. 楽園へ〜レクイエムより(フォーレ)

塚谷水無子(ポジティフ・オルガン伴奏)
録音:2016年6月
場所:キング関口台スタジオ
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-1286/

◆『究極のオーディオチェックCD 2015』 - 《月刊Stereo》2015年2月号付録CD



◇《月刊Stereo》2015年2月号付録CD(1月18日発売)
〜 Stereo2月号付録CD『究極のオーディオチェックCD 2015』

14. テノール+オルガン G.F.ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(歌劇《セルセ》より)
15. テノール+オルガン 瀧廉太郎:荒城の月
16. オルガン T.デュボワ:トッカータ ト長調(抜粋)
17. オルガン 串本節にもとづく即興演奏(抜粋)

◇レコーディングデータ
・日時:2014年11月27日
・会場:川口・リリアホール
・使用楽器:クーン・オルガン
・収録情報(音楽之友社):http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=933502
・収録情報(月刊ステレオブログ):http://stereo.jp/?m=20150105

◇《究極のオーディオチェックCD 2015》ハイレゾ配信(2015/05/19リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/sthr1504/




◆原音再生 - 《月刊Stereo》2014年2月号付録CD



◇原音再生
 《月刊Stereo》2014年2月号付録CD(1月18日発売)
〜 Stereo2月号付録CD『究極のオーディオチェックCD 2014』パイプオルガン編

17. パイプオルガン編:C.P.E.バッハ-ソナタヘ長調 第1楽章
18. パイプオルガン編:J.S.バッハ-クリスマスオラトリオBWV248-5曲「如何にしてわれは汝を迎えまつり
19. パイプオルガン編:J.ブラームス-コラールわれ心より焦がれ望む
20. パイプオルガン編:J.S.バッハ-コラール「我唯一の神父を信ず」
21. パイプオルガン編:ルフェビュール=ヴェリ-ボレロドコンセール
22. パイプオルガン編:フランソワ・ジョゼフ=ゴセック-ガヴォットにもとづく即興

◇レコーディングデータ
・日時:2013年11月27日
・会場:小淵沢・フィリア美術館
・使用楽器:草苅オルガン

・収録情報(音楽之友社):http://www.ongakunotomo.co.jp/kagutsu/k190.html
・収録情報(月刊ステレオブログ):http://stereo.jp/?p=778

◇《究極のオーディオチェックCD 2014》ハイレゾ配信(2014/08/19リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/sthr1402/




◆天上のオルガン



◇天上のオルガン
 ハイレゾ配信:ナクソスジャパン  2013年12月26日配信開始
〜 バロック音楽を中心にパイプオルガンとポジティフオルガンで聴く大ホールと礼拝堂の響き<配信限定>
・収録情報(Naxos Japan):http://naxos.jp/digital/kogakki-organ/
・ダウンロード(e-onkyo):http://www.e-onkyo.com/music/album/nydn00002/

1. J.S.バッハ: トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
塚谷水無子(パイプオルガン)
2. J.S.バッハ: 協奏曲 ヘ長調 BWV978 - 第1楽章
塚谷水無子(ポジティフオルガン)
3. ヘンデル: オラトリオ「メサイア」 HWV56 - ハレルヤ・コーラス
塚谷水無子(パイプオルガン)
4. J.S.バッハ: G線上のアリア BWV1068
塚谷水無子(パイプオルガン)
5. ヴィドール: オルガン交響曲 第5番 Op.42-1 - トッカータ
塚谷水無子(パイプオルガン)

◇レコーディングデータ
・日時:2013年11月15日
・会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
・使用楽器:クーン社パイプオルガン、ガルニエ社ポジティフオルガン

・収録情報(Naxos Japan):http://naxos.jp/digital/kogakki-organ/

◇《天上のオルガン》ハイレゾ配信(2013/12/26リリース)
http://www.e-onkyo.com/music/album/nydn00002/





◆アヴェマリア ベスト



◇アヴェ・マリア ベスト
 CD:キングレコード KICW-5481 2013年5月8日発売 \2,000

こころを癒す、至福に満ちた美しい調べ!! 世界中で愛されている様々な作曲家のアヴェ・マリアを集めました!

03. 間奏曲〜歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より(マスカーニ)
13. アヴェ・マリア(アルカデルト)

(塚谷水無子 編曲・オルガン)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICG-3250/




◆Bach for sleep 快眠クラシック〜バッハ編



◇Bach for sleep 快眠クラシック〜バッハ編
 CD:キングレコード KICG-61 2013年4月10日発売 \3,000

眠りの専門医が選んだ 快眠クラシック バッハ編。 眠れない夜のための、癒しの音楽セラピー。監修:神山潤(東京ベイ・浦安市川医療センターCEO)。

13. 小フーガ
14. チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056 第2楽章「アリオーソ」

塚谷水無子(オルガン)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICG-3250/




◆ねこふんじゃったの謎



◇ねこふんじゃったの謎
 CD:キングレコード KICG-3250 2007年7月11日発売 \3,000

だれもが知っていて、どこの曲かはだれも知らない、ふしぎな名 ( ? ) 曲、 『ねこふんじゃった』を世界各国から集めたスペシャルCD。

11. ねこのワルツ(塚谷水無子 作曲)

塚谷水無子(オルガン)
録音:2007年5月16日
場所:聖ボニファティウス教会(オランダ・メデンブリック)
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICG-3250/